まあ語ってくわ

それは昨晩の出来事だった。
俺の隣のアパートには外国人の女が住んでいる。普段顔を合わせることはないが毎晩のようにゲラゲラ笑っており、日本人女性のようなおしとやかさなどかけらもないオンナだ。

女の「ぎゃはははははは」率は異常

そしたら、そこにゴキブリが出てきたのね。だからゴキブリホイホイで追っ払おうと思ったら、その女も出てきた。

だが、ただでさえうるせーその女は月に一回程度、友達同士で宅飲みをする。三人集まればなんとやら。女同士が集まるその日の近所迷惑度と言ったら騒音おばさんに匹敵する。
先月もそうだった。俺はもう我慢の限界が来ていたので奴らに復習することにした。どうしたらいいだろうか？俺は考えた。考えてるその最中、友達の部屋で奴が出た。そう、Gが。

うわーもうそんな時期ですか

俺はまず、奴らの季節が到来したことに愕然とした。そろそろ溜まった食器やオナティッシュを処分しなくては。だが、そのとき、俺は閃いた。


こいつを使おう。

ゴキブリを手に取った俺はおそらく不敵な笑みを浮かべていただろう。こいつをあの女のパ○ツ、じゃなくて部屋に投げ込めばどんなにストレスが発散されるだろうか。
簡単なことだった。だが、それでは物足りない気がした。あの女だけじゃない。残りの奴らにも制裁を下さなくては・・・

そして俺は怒りのプランを企てた。
たいしたことではない。一匹だけじゃなくたくさんのGを動員する。そして時を見計らい、最高のタイミングで強襲をかける。その名もG‐ATTACK

俺は隣の部屋で再び女サミットが開かれるまでの約一か月間Gを探し捕獲した。特に最高のアイデアを享受できた友達の部屋はまあよく出たものだ。ゴミ袋をどかしたりキッチン下の収納を開ければある程度の確率で奴らと遭遇する。
そうして捕獲したGには来るべき日のために国賓レベルの待遇を施した。

そして日は流れ昨晩。ついに時は満ちた。この一か月間なんどもなんどもGを投げ込みたい衝動に駆られた。
だが溜まる怒りを必死に耐え忍んで集めたGの数は32匹。
黒く光る漆黒の強襲部隊。G-ATTACKスタートだ！

ﾋｴｯ

午後21時半　　

隣では乾杯の合図とともに飲み会が始まった。もうすでにうるさい。俺はある程度酒がまわるであろう一時間半後に仕掛けることにした。
うごめくGに軽い愛着を湧きながら、時間まで俺もこいつらと一緒にいっぱい飲んだ。
よく見ると可愛いもので、なんだかとても切なくなった。

一杯　ね

そうこうしているうちに時刻は午後23時。隣はピークを迎えているころだろうか。相変わらずうるさい。
俺は総勢32匹のGを手作りの専用の装置にセットし隣の部屋の前に臨んだ。
漏れてくる笑い声がこれから悲鳴に変わると思うと武者震いした。
そっと郵便受けを開け、突き出た射出口を差し込んだ。そして送り出されるG達を敬礼とともに見送った。
G-ATTACK始動。

Gって、水とダンボールだけで生きられるって聞いた事があるけど
本当？

ちょっと郵便受け溶接してくる

続き

郵便受けをそっと閉じ、俺はすぐに部屋に戻った。すごく寂しくなった部屋に。
そして壁に耳を着けて隣を観察した。
そしてすぐに耳をつんざくような断末魔が聞こえた。
何分間悲鳴を上げていただろうか。ドタドタいう激しい音もアパート全体に響いたのではないだろうかｗｗｗ
彼らはよくやってくれたよ。
さすがに近所迷惑すぎて周りの住人みんなは怒り心頭だったもよう。隣で玄関のドアをたたく音と怒号が聞こえる。ついには警察も来てしまった。

GGJ

まるでおまえは両さんみたいだなｗ

一匹くらいは踏んづけちゃっただろうな…

トラウマすぎて引っ越すレベルだわ

文章体で書くの疲れたから普通に書く

俺もみんなに便乗して隣の部屋の前を囲んだ。警察が開けなさいって言っても全然開かないうえに悲鳴も止まないから大家さんに鍵開けてもらった。
そんで開けるとだ。

ずざざー

ってGが5,6匹くらい出てきてみんなびっくり。部屋の中も黒いのが動き回ってて深夜なのに大騒ぎになった

恐怖新聞の第一話を思い出すな

続きだが、そのあとはもう絶対うるさくしない、うるさくしたらクモとか害虫駆除やってもらうという条件付きでみんなでG退治した。
それにしてもなんでこんなに湧いたんだ？とみんな不思議がっていたが当然それは内緒だ。うちもたまにこぞって出てくるときがありますよこんなには出ないけどって言ってごまかした。

少女時代のGee歌いながらゴキブリを追い込む>>1想像したらワロタ

ゴキブリキューブを思い出した